経験豊富な看護師が活躍できる場所

定年後にも継続して働くことが比較的容易なのが看護師ですが、病院だけではなく他の職場でも活躍することができます。定年後に活躍しやすい職場には保育園看護師、精神・緩和病棟、そして老人介護施設の3つがあります。それぞれの職場の働き方についてご紹介しますので参考にしてみてください。
保育園看護師

保育園看護師をおすすめする理由に関しては、比較的保育園看護師は高齢であっても採用されやすいという点にあります。長年小児に関する部署で経験を積んでいる看護師であればなおさらですが、そういったキャリアがなくても保育の中に看護の視点を役立てる気持ちがあれば十分勤めることができます。
乳児を預ける保護者が増加していくと乳児保育を行っていく施設も増加していきます。そして乳児保育を行うには看護師の配置が努力義務となっています。そのため看護師の需要は今後も増加していくことが予想されます。仕事内容としてはやはり園児の健康観察や全身観察を行い、前日との違いについてよく気づかなければなりません。そのため、小さな変化も見逃さないようにする必要があります。
精神・緩和病棟

精神病棟、緩和病棟には定年された看護師が多くいるという声があります。精神病棟や緩和病棟は定年後も働きやすいことが想定できます。また、業務内容に関しても、経験の浅い看護師では難しいような患者さんにも対応できる長年の経験があるベテランの看護師が重宝されているとも言えます。
また、精神病棟や緩和病棟には終末期患者が多かったり、高いコミュニケーションスキルを要されるなど、やはり経験がものを言う現場と言えます。まだ未熟な看護師の相談役といったポジションで活躍することも期待され、定年後も活躍しやすいと言えます。
老人介護施設

老人介護施設も定年を超えて働く看護師が少なくありません。老人介護施設では看護師を配置しなければなりませんが、病院での勤務に比べると収入が低く、看護技術も決まったものを必要とされるため若い看護師は志望したがりません。そのため定年後の看護師を雇ってもらえることが多いという要因があります。
仕事内容は介護士と連携して施設の利用者の健康管理を行っていきますので、別の職種とのコミュニケーションを取っていくスキルや時にはその人を動かすためのスキルを要するため、経験豊富な看護師であればその分仕事もしやすいと言えます。このようなことから老人介護施設は定年を超えた看護師が働きやすい仕事と言えます。