初心を忘れないことが転職後は大切

転職後に気をつけたいこと

転職先でよくある失敗例として多いのが「聞かないで進めてしまう」というものです。これは新人ではなく、ある程度看護師としての経験を持って転職しているためにやってしまいがちな例です。新人の頃であれば聞くことが当たり前であるためよく質問をできていた人も、転職先では自分の経験があるからと聞かないで仕事をしてしまうというケースがあります。いくら看護師としての経験があるからといっても、新しい病院に就いてからしばらくの期間は具体的な仕事内容や、仕事を進めるルールなどを把握するのは新人と一緒ということを理解しましょう。これらは看護師としての経験を豊富に積んでいる人も同じで、新しい職場の習慣やルールといったわからないことは当然多くあります。
こういった初心を忘れて質問をせずに仕事を進めてしまうと、新しい職場でのルールを把握できていないことから思わぬ失敗が待っているかもしれません。要領がわかっている仕事だとしても段取りの確認などしっかりと質問を積極的にしていきましょう。そして些細なことでも質問をしていくことで意思の疎通を図れますし、積極性があって真面目な人という印象を持ってもらうことができます。

人間関係の作り方

新しい職場ではおそらく自分よりも年下の上司がいたり、逆に年上の職員を部下として扱うことが多くなってきます。そういった場合には、仕事なので年齢の差は割り切って働きましょう。年齢を意識し過ぎてしまうと相手との関係がぎくしゃくしてしまいます。そのため上司と部下という関係だけを考えましょう。
また、転職したばかりの頃は仕事の打ち合わせや何かしらのきっかけがないとコミュニケーションを取りづらいことが多いです。そのため、自分の仕事に没頭しすぎてしまい近寄りがたい雰囲気を作ってしまうこともありますので、思い切って自分から声をかけていくことも良いかもしれません。注意したいこととして、誰も自分を気にかけくれないといった被害妄想を膨らませないことです。こうした被害妄想を膨らませていくと態度に出てしまって一層周りからの距離が離れることもあります。